日記

イベントに割と参加するようにしていること

イベントと言ってもそれほど大きなものではなくて、少人数でなにかする程度のものがほとんどではあるが、ここのところ人から誘われたらとりあえず参加するようにしている。理由は、まあ行ってみるかと思えることが増えたからではあるが、こんな暮らしも悪くはないなと感じている。この手のソーシャルなんちゃらあくてぃびてぃというやつは多すぎても少なすぎても自身にとって有害なのでその塩梅が大事だと思うが、今は多いくらいのほうが良い。

適切な頻度に関しては人それぞれ大きな差があるが、一個人においても状況や環境の変化で大きく変わる。今、知人が誰一人いない地にやってきて、人間的なつながりを本能的に欲しているのだろうと思うし、時間的、精神的に余裕ができたというのも大きい。仕事以外で誰かと話す機会は今までほぼなかったので、散歩会や飲み会、食事会などに参加するのはとても新鮮だ。ありがちな理由かもしれないが、これまで仕事に使う時間がほとんどで、仕事終わりも会社の付き合いや仕事の付き合いが多く、プライベートでなにかの集まりに参加するのはかなりまれだった。

会う人も仕事だとおかしな人が多かったが、普通の世界にはちゃんと普通の人がいる。場合によっては、その集まりから仕事が入ってきたりもする。動画を作れたり、ウェブサイトを作れたり、英語が話せたりという、ちょっとしたプラスアルファスキルみたいなものがあると、じゃあこれやってよというのはざらにある。もちろん、全てが直接的に金銭的な報酬につながるわけではないが、自分にとって自分のスキルを活かして何かをすることは実績作りになるので歓迎している。相手もプロではない半分素人に依頼するわけではないので、失敗したときのリスクは抱えているわけで、このような取引というのは割とフェアだと思う。その無償で作ったものから、その評判を見聞きして仕事として依頼を受けるケースもちゃんとある。

地域おこし協力隊の研修で「信用貯金を貯めろ」みたいな話を聞いた。これは人からの頼まれごとが短期的に自分に利益をもたらさないよう見えても、まずは請け負ってみて、そこから地域の信用を貯め、それがいずれ利子を付けて自分に跳ね返ってくるからがんばれよみたいなことを意味するらしい。理屈的にはわからなくはないが、つまらない打算で地域への貢献をしようとしてきっとうまくいかないだろうと思う。相手も腹の底がわからない人を信用しないだろうし、見え透いた嘘は簡単にばれる。

ただ、信用を貯めようとすることを意図した活動には反対だが、頼まれごとを引き受けてなんとかしてみるかという考えはあっても良いと思う。先述したように実績にもなるし、人からは感謝されるし、自分の成果物次第では今後の収入源ともなりうるからだ。

とはいえ忙しい人は人からの頼まれごとを簡単に引き受けることができない。時間にも体力にも限界があるからだ。こういった依頼を引き受けられるのは、その人個人が優しいとか親切だとかではなくて、余裕があるかどうかにかなり依存しているように私は感じる。私が今所属している地域おこし協力隊というのは、地域や自治体によって異なる部分があるが、一般的に見て会社員として働くよりも労働しての負担は軽い。会社員として3社働いたが、自由度、拘束時間から見て地域おこし協力隊の条件は圧倒的に良い。

今の私は、過去に比べて生活に余裕がある。だからこそイベントには顔を出すし、ちょっとした頼まれごとを引き受けることができるようになった。余裕があるっていいことだ。

今日も小規模グループの食事会に誘われてちょろっと参加してきた。みな何度かあった人たちばかりなのでリラックスして食事を楽しめた。それだけでも十分だが、嬉しいニュースを聞けた。なんと私の作った水道の魅力紹介動画が町内の小学校の教材として使われているというのだ。本当はもっとファンキーな構成で作りたかった中、諸事情でそれができず社会の授業みたいになってしまったなと思っていたが、それが本当に使われているというのには驚いた。こういったことは、しばらくしたらしかるべきルートで町役場から最終的には聞くようなことなのかもしれないが、現場を知る人から直接教えてもらえると嬉しさが増す。こういった体験も、イベントや会合などの和に出席しなければ入ってこないものだ。

突然ではあるが、実況パワフルプロ野球というゲームの名物モードにサクセスというのがある。高校生などを自分の選択をもとに育成して、優れたプロ野球選手を生み出すのがゴールとなる。基本的なトレーニングや休憩はもちろんのこと、遊びに行くというのも用意されている。遊びに行くことによって、ゲーム内では様々なボーナスステータスや、アイテムを得ることができる。一方でなにもおこらないこともあるが、これは実際の生活にもかなり共通する部分があると思う。そもそも実際の遊ぶという行動をモデルに、ゲーム内に不確定要素として埋め込んでいるので当然といえば当然だ。

しかし、今まであまり遊ぶに該当する行為をしていなかった自分にとっては、遊ぶで様々な体験ができることが非常に新鮮で、ゲームで理解していることが実生活にすとんと落とし込められて不思議な気分に陥っている。信用貯金同様に打算でイベントに参加するのではなく、心と体に余裕のある暮らしをして、思わぬ幸運に出会えればいいなと思う。

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