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日記

赤だし味噌に惹かれる理由。

味噌汁は種類が多い。白味噌、赤味噌、合わせ味噌など味噌の種類だけでもかなりの数がある。更に具材の選択肢がかなり広い。ネギやわかめ、とうふなど基本的なものから、ナスや人参などの野菜を入れるものまで様々だ。

味噌汁をほぼ毎食作るようになって1ヶ月ほどたつ。普段は白味噌を使っていたが、なんだか久しぶりに赤味噌の味噌汁が飲みたくなり、スーパーに出かけた。味噌といえば白味噌のほうが主流で、赤は名古屋周辺を中心に楽しまれている一般的なものではない印象が強い。おそらく地域差があるのだろうが、私の住んでいる静岡県のスーパーの味噌売り場は圧倒的に白味噌のほうが品揃えが多い。赤はほとんど選択肢がなかったのでとりあえず安価なものを買った。

赤だし味噌汁の具材として思いつくのは、まずネギ、それにわかめや、なめこなどだろうか。具材を増やして味噌煮に近づけていくのならば、人参や大根などの根菜類が入っても良い。他にもしじみが入ってるものも美味しかったと記憶している。しじみに関しては、白味噌よりも味の強い赤味噌のほうが生臭さも緩和されて良い。

今回は具材としてネギとわかめのみを選んだ。そのほうが赤だし味噌の味を楽しめると思ったからだ。なお、究極のグルメアニメ(漫画)として名高い「美味しんぼ」においては、味噌汁の具材は最大で2つまでにすべきだと論じられているらしい。普通の白味噌の味噌汁で私が一番好きな組み合わせは、ネギ、わかめ、とうふの3種でこれが一番バランスが良いと思うのだが、一般的にはどうなんだろうか。そこに野菜不足を補ったり冷蔵庫の残り物処理を考えて野菜を入れていくことはあるが、それは味覚よりも機能性を重視した結果で、この3つの調和が最もしっくりくる。このあたりは育った環境によって好みが分かれそうだ。

出来上がった味噌汁を早速飲んでみた。なんだかとても懐かしい味だった。

事実、赤だし味噌汁を食べるのは数年ぶりではあったが、理由はそれだけではないだろう。赤だし味噌汁は自分にとって特別感がある。というのも、実家ぐらしだったときの味噌汁は常に白だし味噌汁で、外出したときに赤だし味噌汁を食べるくらいだった。

今でこそ、そうではないが、子供の頃の外食はとてもワクワクした。それほど多く外で食べることはなかったが、たまに出会える赤だしの味噌汁はとても美味しく感じた。その頃の楽しい感情と赤味噌が結びついているのか、久々に赤だしの味噌汁を飲むとなんだか幸せな気分になる。私が子供の頃から珍しいものと言う意味で「レア」という言葉は流行っていて、兄とこれはレア物だなんて言いながら食事をしていたのを思い出す。

とは言え、毎食のように赤だしの味噌汁を飲むという気にはやはりならない。白味噌のほうが、全般的にはご飯には合うと思う。味が強いおかずがあるときは、それに張り合うくらいの香りがある赤だし味噌汁のほうが合うが、やはり基本は白。

味噌は長持ちするので、急いで毎日のように作る必要はない。その日の気分とおかずに合わせて、食事に彩りを添えていきたい。

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