青森県移住後の生活に慣れた感。
引っ越してきてちょうど一ヶ月が経った。どこに何があるのかもだいたいわかってきた。ここ数日までは旅人感覚で新しいものを見たり聞いたりするだけでワクワクしていたが、そのワクワク感もだいぶ薄れてきたように感じる。特にこの移住の最終イベントである新車購入、そして納車を済ませたので、もうこれ以上大きな移住にまつわるイベントは起きなさそうだ。幸いなことに生活はおよそ予想していたとおりなので、大きなトラブルもなく順調に生活ができているように思う。
順調なのはいいことだが、若干の物足りなさを早くも感じている。新生活モードで毎日が刺激的であった反動なのかもしれない。ならば、何か新しいことを自発的に始めればいいのではないかと思って、重い腰を上げて普段と違うことをすると案外すぐにくたびれて道半ばで終わりとすることが多い。ここのところ本当に思うのは体力が以前に比べてなくなったということだ。二十代の頃は何時間もパソコンの前で作業を当たり前のようにしていたが、それがどうやら負担になっているように思える。若手の頃に、ひとまわりほど年の離れた先輩から三十歳を過ぎたら変わると言われても、ほとんど全くピンとこなかったが今ではそれがよく分かる。
そんなわけで若干の退屈さを感じながらも、なにかするほどの体力もなく、やらなくてはならないと思われることをこなして、ただよく眠る生活をしている。よく眠ると行っても質の良い睡眠は最近取れていないかもしれない。特に朝決まった時間に起きてしまうようになった。何もやることがない日であっても七時くらいには目が覚めてしまう。どんなに夜ふかしをしようともその時間に起きる。今住んでいる部屋の日当たりが非常に良く、その時間には明るくなってしまうのが理由かなと思うが、なにが根本的な原因なのかはっきりとはわからない。もっと厚い遮光カーテンを買おうかとも思ったが、朝早く起きること自体はむしろいいことのように思えるので、太陽の光に急かされるように起床する生活を続けようと思う。夜ふかしをするとそのぶん睡眠時間は短くなるが、それは昼寝でカバーできるので今のところそれほど問題にはなっていない。このまま変わらずやっていくことになると思う。