日記

田舎暮らしのデメリットは、めしにあると思う。

田舎生活のデメリットはインターネットとインターネットを利用した通販の発達によってだいぶ解消された。欲しい物も、欲しい情報も、田舎に住んでいながら都会に住むのとほとんど変わらぬスピードで得られる。

ただ、どうしても都会とのギャップが埋められないものもある。たとえば、観劇や芸術鑑賞などの高度な趣味を持っている場合、田舎ではその欲求を満たすことができない。展覧会おろか、展覧会をするための会場すらほとんど存在しない。しかしながら、そのような高尚な趣味を持っている人は少数派なのでたいていの人にとっては問題にならないだろう。

他にも、高賃金の仕事も都会のほうがありつけやすい。田舎でもなくはないのだが、選択の広さや量を考えると高賃金重視であれば都会に住むほうが優れている。ただこれも同様に、一部の選ばれた優秀な人間のみがその選択をできるだけで大衆にはほとんど関係がない場合のほうが多い。

それ以外にも差は様々あるだろうが、我々のような一般庶民が共通で抱えている田舎暮しの問題はどこにあるのか。それが、タイトルの通り「めし」にあると思う。

うまいめし屋は都市部に集中している。常に厳しい競争にさらされているので、質がどんどんと上がっていく。田舎のめし屋はチェーン店が軒を並べ、たいしてうまくない料理を提供している地元の店が淘汰されていっている。もちろん、老舗の名門店のようなものは存在しているにはしているが、価格が高いケースが多い。都市部の安価でうまいものが食える状況とは大きく異る。都市部であれば、選択肢も多様だ。

全人類の共通の関心事のめしについては、どうしても都市と田舎のギャップを埋めることができない。無職となり、料理をする頻度はぐっと上がり多少腕前もよくなっていると信じているが、それでも店で出される料理の味に比べるとまだまだ劣る。この課題さえ乗り越えることができれば、都会暮らしへの羨ましさはたちまち消えることになるのだが、これがなかなか難しい。

自宅でお店の味のようなものが実現できればいいのだが、そもそも材料が違ったり調理器具が違ったりでそう簡単には真似ができないのかなと思う。料理のうまさ、良いレシピを探す技術の高さみたいなものがあると田舎暮らしもずいぶんと楽しくなるような気がする。これからも精進精進。

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