日記

時代感のある出窓のアパート群。

私は築25年を超えた古いアパートに住んでいる。古くはあるが、何度かリフォームされているようで十分に快適に暮らせているので古さは問題には感じていない。古いのにもかかわらず出窓までついていてなかなかやるなと思ったが、周辺の住宅やアパートを見ると、むしろこの出窓が古さを象徴するものだということがわかってきた。

私が住んでいる一帯はいわゆる住宅地で、農地や工場よりも住宅が圧倒的に多い。一軒家からアパート、ぎりぎりマンションと読んでも良さそうな高層の建物まで何でも揃っている。大学が近くにあるということもあり、ジムに行く途中にもたくさんの住居が並んでいる。

その道すがら、気がついたのは出窓の物件の多さだ。小さくて古臭い物件でも我が家のように出窓付き物件が多いものだなあと思っていたが、むしろ比較的新しい物件にはほぼ全く出窓がなく、古い物件にはセットのように出窓がついている。いくつかの出窓物件を不動産情報サイトのスーモで調べてみると見事にどれも25~30年前くらいに立てられている物件だということがわかった。この時代はちょうどバブル期と一致する。

バブルに合わせて新たなアパートが建てられたようだ。出窓のついた物件も流行りで乱立したのだろう。当時はバブルで金も余っていて、とりあえず感覚で出窓を付けていたのかもしれない。不動産の営業からも、今はどの物件もだいたい出窓はついているのであるのとないのでは大違いですよ、なんて口車に乗せられていたんだろうなと想像する。その時代に家探しをしていないのでわからないが、実際に出窓がアピールポイントになったのだろうか。出窓の部分は部屋よりも少し飛び出しているのでスペースがあるように見えるが、実際には何の機能も果たさず役に立たず無駄だとしか思えない。

バブルが終わって機能性やら合理性が重視されて、それ以降の物件にはほとんど出窓がなくなった。住宅は長い年数形が残るので昔の流行りも見て取れるが、そうではないものはどんどん消えてなくなって完全に忘れされるんだろうなと思うと、少しさびしく感じた。特にデジタルの分野はウェブから消えると完全に残らない。オンラインゲームであればサービス終了とともにアクセスできなくなるので、何年もたったら記憶からも消えてなくるのかもしれない。

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