日記

我が家のトイレの扉と、台所の窓を直線上に結んだ先。

トイレの扉は閉める。たとえひとり暮らしであっても、用を足すときには閉める。それでも、どうしても我慢できなくなるくらい急いでいるときには閉めないこともある。

つい最近、ドアノブに手をかけるのと同時に、ズボンとパンツをまとめておろすべく腰に手がかかるくらいの緊急事態が起こった。

扉を開け、便座に座り、一瞬で問題は解決した。安堵の表情で、ふと開け放たれたままのトイレの扉の先に視線を移すと、ちょうどそこから台所が見えることに気がついた。料理は楽しいし好きなのだが、皿洗いはどうにも面倒で流しにはまだ使い終わった食器がこんもりと残っている。ちょうどその台所の壁に窓があり、外の光が差し込んでいる。

最近は気温も上がってきて、窓を開けていることが多い。外からの爽やかな風が気持ちがいい。ぼーっと窓の先を眺めていると、その先に何かの建物の扉が目に入ってきた。その建物がどんな施設なのか、何の扉があったかまでは思い出せなかった。このトイレから、トイレの扉を経て、台所の窓を経て、その先にまた別の扉に真っ直ぐにぶつかる。台所の窓はそれほど大きくなく、かつトイレから台所まではある程度距離があるので、その先の景色は本当に狭い。ちょうど向こうの扉が切り抜かれているように見える。

だからといって何というわけではないが、その扉が何のためのものなのか妙に気になり、台所に近づき確認することにした。そこからならば、その扉だけでなくための全体、そしてその周りを見渡すことができる。

その先にある扉の正体がわかった。その扉もトイレの扉と同じように視覚的に空間を切り取り、他から遮断するためのものだった。何の建物なのかわかっているのではっきりと書きたいのだが、諸事情で書きづらいものなので明示はできない。いわばトイレのようなものだ。

限られた場所からではあるが、我が家のトイレはアパートの外から、窓と扉が空いていれば中まで見える。これから気をつけなければならない。トイレは大した実害もないのでいいのだが、対極の扉の中を覗くと(意図せずであっても)相当な問題になりそうなので、両方が一緒に開け続けられる偶然が起きないことを祈りたい。そのもう一つの扉についてはっきりかけないのが残念でならないが、まあいつも通りどうでもいい話なのでよしとしよう。

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