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紀行

観光地だけではない、本当の台湾旅行記 -台北編-(写真あり)2/3。

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1人でバスを使って台北へ。

前回は台湾到着から、滞在先の中壢での生活について書いた。(ちなみに中壢は現地語ではジョンリーと発音する)

観光地だけではない、本当の台湾旅行記 -中壢編-(写真あり)。

今日は中壢から台北への旅行について。

前回の記事に書いたとおり、中壢から台北の中心街まではおよそ1時間かかる。地図にするとこんな感じだ。

交通手段は主に2つ。ひとつはバス。もう1つは新幹線だ。新幹線駅が止まっているホテルから離れているため、徒歩でたどり着けるバスターミナルまで行き、そこから車で揺られて行くことにした。バスターミナルは割と大きく、いくつもの路線が行き来していた。おそらく10くらいはあっただろうか。多くの人で混雑していた。インターネットで何番線のバスに乗ればいいか先に調べていたから何とかなった。言葉が使えないというのは何分と不便なものだ。

バスは中壢を出発して、高速道路をひたすら走り40分位で台湾の市街地の入り口まで到着した。どこのバス停で降りるべきかよくわからなかったので、Googleマップで真ん中らへんに来たな、よしここだということで降りた。確か料金は日本円にして300円位だったと思う。とても安い。物価自体が安いこともあるが、高速道路には料金所がないようで(ETCなのかも)、それも理由の一つかもしれない。

運賃の支払いは全く困らなかった。なぜなら、台湾にもSuicaのような電子マネー、悠遊カードがあるからだ。

このカードさえあれば、台北中心部の地下鉄からその近隣の都市へのバス移動は全く困らない。私の場合、コンビニで悠遊カードを買って適当にチャージして使っていた。英語が伝わらなくても気合があれば、コンビニ店員さんとならコミュニケーション可能だった。

台北の中心街、象山を登れ。

ほとんど全く事前調査をしていなかったので、何をするか決まっていなかった。とりあえず、世界的に有名なトリップアドバイザーに頼ってみたところ、「象山」というところがなかなかいいということだったので、まずはそこに向かった。象山というのは山ではあるが標高が200mくらいでちょうどいいハイキングコースくらいだったと思う。

山道はきれいに整備されていたので、問題なく登れてそこからの景色もとてもよかった。

左手に見えるのが台北で最も高い建物。確か600mくらいはあったと思う。名前は忘れた。あいにくの曇り空ではあったが、山の頂上付近からきれいに見えた。

だいたい2時間もあれば象山は、ゆっくり登って降りることができると思う。周りは台湾に住んでいる方々ばかりのようで、外国から来て登っている人はほとんど見なかった。観光地らしさはあまりないが、豊かな自然と美しい景色が見たければ、おすすめできる。こんな細い階段をくぐったりもした。

下山後に、台北タワー(?)に向かった。写真で見ると距離はありそうに見えるが、30分位歩けば十分にたどり着ける。台北の商店街など見ながらなので特に苦痛ではなかった。また、この日はちょうどお祭りのようなものをやっているようで、一日中花火の音が鳴り響いていた。花火と言ってもひゅーどんぱらららのやつではなくて、ひたすら火薬が鳴り響くタイプのものだ。地面いっぱいに花火のゴミが広がっていたのは印象的だった。

花火だけではなく、巨大人間の行列もみることができた。どんな歴史があってのお祭りなのかわからなかったのは残念だが、なかなか迫力があった。

こういう経験がある度に思うのは、観光に出かける前に一番必要なのは、歴史や文化の事前勉強だということだ。よくわからないまま観光地に行って「ほぇ~」って言って帰る。そういうのはだめだよな。日々勉強や。

台北タワーの頂上!

台北タワーに到着した。せっかくここまで来たのだからと言うことで昇ることにした。日本円にして2,500円くらいだったと思う。しっかり観光価格だ。物価の違いを考えても、結構高い印象だ。象山と打って変わって観光客の半分くらいは外国人だった。たしか世界で一番早く昇るのが売りだったと思う。耳がつーんとした。しばらく戻らなかった。

これが頂上からの景色だ。うーん街だね。うん。このタワーがダントツで高いせいもあるが、他の建物はどれも同じくらい小さく見えてしまう。中からの景色よりも外からのほうがいいような気がする。SL列車も外から見るとかっこいいな、乗ってみたいなと思うが、いざ乗ると乗った自分を見ることはできず平凡な景色を見るはめになるのに似ている。

頂上から降りて、腹が減ったので飯を食うことにした。台北タワーの地下はフードコートになっていた。観光に来る日まで毎日のように台湾の現地料理を食べていたこともあり、この日ばかりは別のものを食べようと決めていた。現地のフードチェーン店から、マクドナルド、日本のモスバーガーも進出していた。

モスバーガーは良く日本で食べていて、久しぶりに日本らしい食事が取りたかったので、この日はモスバーガーを食べることにした。注文の列に並びながらメニューを見ていたが、異変に気づく。日本のものとは違う。スパイシーなんたらばっかりだ。とりあえず、リスクは取りたくなかったのでモスチーズバーガーin台湾を頼むことにした。これだ。

見た目からして違う。バンズがクシュってしているし、パティもなんか違う。

恐る恐る食べてみたが、やっぱりぜんぜん違う。モスバーガーには本当に失望した。どうしてこんなにも現地で品質を変えるのかと。現地に適応したピリ辛ソースにするのはいいとしても、全体の質が下がっているのは本当に許せない。

この日最大のがっかりはこのモスバーガーであったことは間違いない。なお、帰国後モスバーガーお客様問い合わせに、クレームをしっかりと入れておいた。

逆に、米国チェーンのマクドナルドは全く同じ味を維持していて感動した。ハーゲンダッツも同じくだ。米国の品質コントロールを見習ってほしいものだ。

第二回もだいぶ長くなってきたので、ここで一旦区切る。

次回は台湾の新幹線、リアル台湾レストランの予定だ。お楽しみに。

-紀行
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