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紀行

観光地だけではない、本当の台湾旅行記 -中壢編-(写真あり)1/3。

2018/03/22

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2015年3月、台湾出張。

ずいぶんと前にブラジル旅行記を書いた。

あのブラジルの思い出を語る(写真あり)

比較的好評で、他の国も書いてくれと言われていたので、ぼちぼち書いていこうと思う。

今回は台湾だ。2015年の3月に仕事の出張で1週間滞在していたので、その時の思い出を記事にしていく。もちろん仕事での出張なので、それほど多くの時間を観光には費やせなかったが、土日を挟んでいたこともあり、それなりに現地での体験ができたと思う。もうちょうど3年も前のことなので、何が特筆すべきところだったかもよく覚えていないので、手元にある写真を手がかりに時系列順に振り返っていく。

いざ台湾へ。

台湾は日本からも近く、飛行機でおよそ2時間あれば着く距離にある。気候も暖かで、3月に行っても昼間なら十分半袖で問題ないレベルだった。

現地に到着してまずタクシーに乗ってホテルに向かうことにした。私が降り立ったのは「台湾桃園国際空港」だ。日本で言えば成田空港のようなメインの国際空港で、台北にもアクセスは悪くない。ちょうど成田と同じようにそこから電車で1時間くらいで台北市の中心地に着くことができる。

仕事の出張で現場に向かったので、滞在先は台北のような都心ではなく「中壢」という街だった。詳細は以下の埋め込み地図を見てもらったほうがわかりやすいが、空港からは車で30分位の距離、台北にも1時間と少しあれば十分行ける距離だった。台湾に滞在している1週間は主にこの中壢という街ですごしていた。地図を右上にスクロールしていくと台北市がある。

中壢は、台北のような都会ではないがそれでも十分に大きな街だったと思う。日本で言うとどこだろうか。千葉市くらいのイメージかと思う。高速鉄道も通っており、バスも頻繁に台北と中壢を行き来していた。日本から進出している7階建てくらいの百貨店もあり、台北以外にも大きな街があるんだなと認識たことを覚えている。

さて、そんな台湾での初日は少し時間があったので、中壢の街を歩き回ることにした。ブラジルとは大きく異なり台湾の治安はとても良く、夜遅くでも女性や子供が買い物にでかけているくらいだったので、別段恐怖に怯えるようなことはなかった。

まず向かったのは、例の日本から進出しているデパート。海外に行くとたいていの場合、日本からやや間違った形、あるいは現地に適応された形で輸入されたものや文化を発見できるので、楽しみにしていた。しかしながら、まず最初に発見したのはこれだ。

そうだ。無印良品のカレーだ。しかもパックも何もかも日本で買えるものと全く同じだ。写真には収めていないが裏面まで完全に日本語だった。確か成分表示に関してはシールが張ってあって現地の言葉になっていたと思うが、ほぼそのまま輸入されている。このデパート以外にも日本の製品がかなりたくさんあった。

だが、やはり期待を裏切らないよくわからないものもしっかりと存在する。

「Superdry、極度乾燥(しなさい)」。

うん、わからない。最初はただの間違った訳なのかと思ったが、帰国後、誰かに聞いたらSuperdryというアパレルブランドがあるらしい。極度乾燥(しなさい)についてはわからぬままだった。

そうだ、こういうインパクトを待っていたんだ。

海外旅行の醍醐味というのは、やはり予期せぬものとの遭遇にあると思う。日本では体験できないことや、発見できないものに触れられることは新鮮で楽しい。自分の想像を遥かに超えるなにかに出会ってこその旅行だと思う。

余談ではあるが、そういった理由で日本に来ている観光客がレストランで注文に困っていても助けることはあまりしない。英語で話せば、もちろん店のシステムや料理について完全ではないにしろ、ある程度伝えることはできる。ただ、それではせっかくの旅の醍醐味が味わえない。よくわからない、でもなんとかしてみようとする。そういった過程そのものが旅行だと考えているからだ。ヘタな親切心は、時に旅行特有の期待感や不安感の入り混じったなんとも言えない感覚を奪うことになると思う。

基本的には放置だが、もちろん、相手から声をかけられれば助けることもある。

スターバックスでだらりとホットココアを飲んでいた昼下がり、隣りに座っていた外国人の女性からどうやってWi-Fiにアクセスするのか聞かれたことがあった。私はわざわざWi-Fiを使っていなかったので、ちょろっと調べて教えようとした。しかし、スターバックスのWi-Fiはある種の残念な欠陥システムだということがわかった。

スターバックスのWi-Fiスポットにアクセスするためには、インターネットでスターバックスのとあるページにアクセスして、IDとパスワードを登録する必要があったのだ。従って、そもそもインターネットへアクセスできる端末がない(simカードの入っていないタブレットなど)場合、その申請ができない。

その女性が持っているのはsimのないタブレットだったので、その登録ができない。それを英語で説明してもなかなか理解してもらうことができなかった。インターネットのアクセスがほしいと思っている、インターネットにアクセスできない人が使えないのは意味がわからないと言っていた。店員にも何度か聞いたが、インターネット利用登録にはインターネットアクセスがそもそも必要だ返答が返ってきた。途中まで足を突っ込んだのに解決できないのは自分のプライドが許さなかったので、自分が使っているスマートフォンのテザリングの機能でインターネットアクセスを供給するという強引な手法で問題を解決した。

今はどうなっているのか知らないが、スターバックスのWi-Fiスポットはもう少しやり方を考えるべきだと思う。

さあ、かなり話題が逸れたが本題に戻ろうと思う。ほかにも、おやっと感じるものはあった。

日本式のラーメンということだろうか。かなり前衛的なラーメンだと思う。とんかつが乗っているラーメンは日本ではまだお目にかかったことがない。食べることはなかったが、とんかつのサクサク感が失われうるケネンがある。しかし、天ぷらうどんのようにしっとり汁が染み込んで案外楽しめるのかもしれない。なかなか興味深いアレンジだと思う。台湾に行く機会があれば是非試してほしい。

賑やかな台湾の夜市。

次に夜の台湾を紹介したい。台湾には夜市がある。夜市というは、ちょうど日本のお祭りの出店のようにいくつもの屋台が連なり、多くの人で賑わう。しかもそれが、ほぼ毎日開かれている。台北のような観光地でも当然存在するが、この中壢という街でもかなり大きな規模で存在する。

確か写真を撮ったのは夜の10時を過ぎていた頃だと思う。休み前の金曜日ではなく、週中でこの混み具合だ。ひとつの通りを歩行者天国にして、約700m続いている。売られているものは主に食べ物で、パインジュースや小籠包、臭豆腐など台湾らしいものは何でも手に入る。その他、服や靴なども売られていて、聞いたところによると午前2時くらいまでは賑わっているそうだ。バイタリティが違うね。なお、それほど胃腸に自信がない私は、何一つ買うことなく通りをただ往復し帰路についた。お腹は大事だからな。

ちなみに、その帰り道に近所の日本製品が売られているファミマで買い物をして帰った。

安心した。

思ったより長くなってきたので、とりあえず今日はここまで。

次は、待ちに待った1人で台北観光編です。お楽しみに。

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