電車は思っていたより臭い
電車が臭い。もちろん、電車の筐体自体が臭いをまとって風を切っているということではない。その臭いが天馬のたてがみのごとく線路上をたなびいてなどいない。
とにかく車内が臭いのだ。汗臭さとエアコンのカビのそれぞれが独立した臭いとして漂っている。時には片方だけ、時にはその両方。いずれのケースでもいちいち不快になる。
電車は昔からこんなに臭かったのか。今までこんなに電車内の臭いは意識したことがないが、意識せざるを得ない。JR東海道線の鈍行列車だからなのか。競合他社の存在しないこの東海道線はJRがあからさまに手を抜いている。これは今に始まったことではないが、車内の清掃基準ないしは車両の整備基準も異なるのかもしれない。
目覚めに悪い。