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高校卒業後からビジネスレベルまでの英語学習(詳細版:要20分)

Contents

目次 - ビジネス英語習得までの方法論

  1. 前置
    1. 筆者について
    2. 英語の習得にかかる時間/費用
    3. 会話とは何か
    4. 言語と概念
  2. 学習方法と重要性
    1. 発音練習
    2. シャドーイング
    3. 実践英会話
    4. 忘却曲線
  3. 教材と道具
    1. レベル別/種類別推奨教材一覧
    2. 教材選定の理由
    3. 学習に必要な道具
  4. モチベーションの維持と自己管理
    1. モチベーションの源泉
    2. 最終目標の明確化
    3. 中間目標の明確化
    4. 現状の確認
  5. まとめ
    1. 学習方法のおさらい

前置

筆者について

私は、日本に生まれ、日本で育った。2016年8月時点で29歳だ。

社会人になるまで、海外留学どころか海外旅行さえしたことがなかった。大学卒業までにある程度英語の勉強をし、紆余曲折あり米国系の外資系企業に就職をし、5年間ほぼ毎日英語を使う仕事をしてきた。まだまだ完璧というレベルには程遠いが、それでも仕事でなんとか通用するレベルであったように思う。

なぜ、どのようにして純国産の私が英語を仕事で使えるレベルにまで向上させることができたのか、その方法を濃縮して以下にまとめたわけであるが、その前に私の英語学習経歴を紹介したい。

私は、中学生の義務教育での英語の授業を皮切りに英語学習を始めた。中学の英語はゆとり世代第一号ということもあってか授業内容が薄く、常に8割以上は取れていたと思う。高校でも、得意でも不得意でもなかったが、それでもおおよそ8割以上は試験では取れていたように思う。センター試験もだいたいそんな感じだ。ある程度以上の大学に進学しているなら、特別驚くような内容ではないだろう。

大学生になり、入学直後にTOEIC試験を受けた。結果は確か530点くらいだったと思う。大学生の平均は500点弱だそうなので、平均よりも少しよい程度だ。別に海外にも英語にも興味はなかった。ただ、あることがきっかけで猛烈に勉強を始めた。大学1年の冬のことだった。あることについては、以下のモチベーション編にて詳細を紹介するのでここでは割愛する。

その時に掲げた目標は、半年でTOEICで860点だった。860点というのは公式でも一つの指標として掲げられており、十分実現可能と思われたので、まずその点を目標として設定した。

様々な学習方法と教材を試しながら、半年間平均して1日に3時間勉強をし続けた。その結果、845点を取得することができた。目標は未達だが、勉強していた別の目的(同様にここでは割愛)は達成できたので満足していた。振り返ると、大学生ということもあり時間がたっぷり取れたのは大きかった。

そうして大学2年の夏休みが始まった。1つの目標を達成して英語学習熱が冷めるかと思ったそうではなかった。理由はいくつか考えられるが、一つはすでに習慣と化していたため、もう一つは就職活動が近づいていたためだと思う。就職活動で英語力を活かせるかもしれない。そんなことをぼんやりと考えていた。

結局その延長線で勉強を続けて、就職活動の直前のTOEICのスコアは950点まで到達した。今、どの程度の効力があるのかわからないが、その当時はそれなりに希少価値があるものであったように思える。そして、その能力を活用して就職活動を無事に終えた。

仕事で英語を使うということは漠然としたものでだったが、その頃から現実的に考え始めるようになった。そこまでの勉強は、TOEICに特化しているとは言わなくとも、かなり傾倒したものであった。全くもって机上の知識であり、実際に話したり生活や趣味で活用したりすることがなかった。もし本当に仕事で使うなら何が必要か。足りないのは、圧倒的に経験だということはわかっていたので、英会話を始めた。

大学4年の夏。その時選んだのはオンラインの英会話講座。安くて、たくさん話せて、時間も幅があるというのは非常に魅力的だった。始めの頃は緊張が何よりもあって、うまく話せなかったが徐々に慣れてきたら、会話力の向上は早かった。土台としてシャドーイングの勉強を長年続けていたからだと思う。基礎があってこその応用というのは、英語でも何でも同様だろう。

そうこうしているうちに、実際に仕事で英語を使う機会が増え、苦労はしたものの必要に迫られながらビジネスレベルので英語を学んでいくことができた。

長々と紹介してしまったが要するに私が伝えたいのは、英語の勉強は海外留学や英会話学校に通わなくともできるということだ。留学も英会話学校も間違った方法ではないと思う。むしろ、英語力を上げる事にのみ着目すれば最短かも知れない。ただ、費用や時間、各々の環境を考えると誰もができる方法でないことは明らかだ。

これから私が紹介する手法は、時間があれば誰でも実現可能だと思う。そして、限られた時間で最大の効果の発揮ができるものであると信じている。

英語の習得にかかる時間/費用

1つの能力の習得にかかる時間は、英語にかぎらず約10,000時間であると言われている。中学高校で学ぶ時間は、個人差はあるが1,000~3000時間程度だ。日本人の殆どが中学高校で、場合よっては大学でも英語教育を受けているのにもかかわらず英語が話せないのは、絶対的な時間が足りていないためであり別段驚くに値しない。

ビジネスレベルでよければ、10,000時間は必要ない。5,000~7,000時間、つまり高校卒業レベルからでもまだ更に4,000時間程度は必要になる。4,000時間というのはとんでもなく長い。毎日平均して1時間を割いても10年以上かかる。3時間でも3年以上だ。そんなに簡単にできるものではないということをまず理解したほうが良いだろう。

費用はどうだろうか。私が以下にまとめている方法であれば、全部合わせてもせいぜい5万円もあればできる。

会話とは何か

前置きの最後に日本人が苦手だと言われがちな、会話について私の考え方を紹介したい。この考え方は、独学で英語が学べるというこの考え方の根幹を支えるものだ。

会話はあたかも読み書きと別物だと思われがちだが決してそうではない。ここで会話の要素を分解することから始めたい。

会話

会話 = 聞く + 話す

会話というのを単純に分解すると「聞く」ことと「話す」ことに分解できる。それぞれをもっと小さな項に分解する。

聞く = 受話 × 限定された時間での文の理解
話す = 発話 × 限定された時間での文の作成

聞く

会話において聞くという動作は、音を聞き取るというプロセス(受話)と英文の内容を理解するプロセス(文の理解)の2つから成り立つ。これらを乗算したものが聞く能力で共に100%ならば100%、いずれかが80%であれば80%、共に80%であれば乗じた64%の理解度となる。したがって、聞くという動作は仮に音が聞けても、その文章を頭の中で並べた時に理解できなければ意味を成さない。その逆もしかり。

話す

話すという行為についても同様だ。正しい音の発声と正しい文章の作成の両方が100%の時に100%意思伝達できる。発話というのも更に細かく分解できる。発話というのは、正しい音を理解して、かつ、その音を正しく表現できて成り立つ。

発話 = 受話 × 発音

正しい音の理解というのは受話そのものだ。音を正しく知っているということができてかつ、それを口で実践できることにより発話は成り立つ。

理解と作成の速度

会話は読み書きと比べて時間の制約が厳しく存在する。聞いて即座に理解ができて、かつ、即座に文章を作成できなければ円滑な会話は成り立たない。したがって、これを更に分解すると以下のようになる。

限定された時間での文の理解 = 理解速度 × 文の理解力
限定された時間での文の作成 = 作文速度 × 文の作成力

共に速度だ。会話という漠然とした課題に対して必要な物が見えてきたことかと思う。

理解力と作成力

更に踏み込もう。理解力と作成力を分解しよう。

文の理解力 = 理解語彙 × 文法
文の作成力 = 作成語彙 × 文法

文の理解と作成には、語彙と文法が必要だ。語彙に関しては、理解と作成を分けている。母国語でもあることだが、理解している言語と実際に使っている言語数には大きな差がある。もちろん、理解語彙数>作成語彙数となる。

その一方で文法はどうだろうか。文法においても差はあるような気はしなくもないが、比較的小さな差異だと思われるため共通とした。ひとまず。

会話を分解した結果

元の式に落としこむ。

会話 = 受話 × 理解速度 × 理解語彙 × 文法 + 受話 × 発音 × 作文速度 × 作成語彙 × 文法

多少体裁を整える。

会話 = 受話 × 文法 ×{(理解速度 × 理解語彙) + (発音 × 作文速度 × 作成語彙 )}

このように分解してみてわかるのは、英会話は英会話を通してでなければ学べないといった詭弁のたぐいではなく、それぞれ分解した項目を学ぶことによって習得できるということだ。

この分解は、現状理解、そして改善プロセスを回すのに役立つ強力な土台にもなる。詳細は追って説明する。

学習方法と重要性

99%はシャドーイングで事足りる。最初と最後に「発音」と「実践英会話」の訓練を添えよう。

発音

発音の学習は、この長い学習プロセスの中で極めて重要だ。なぜならば、英語学習の主トレーニング方法であるシャドーイングをするのに必須であるからだ。シャドーイングというのは、簡単にいえば、「聞いた音を数秒遅れにそのまま繰り返し話す」ことである。影のように追いかけて話す動作からそのような言葉が生まれている。

つまり、ある程度のレベルの発音レベルに到達することはこれから英語の勉強をする上で、そして加速させていくために必須である。

また、前述したとおり、発音を構成する要素として受話(いわゆるリスニング)能力が必要にもなる。この能力も強化することが当然必要になるわけだが、それはこれから説明する教材で同時に学べる。

この学習は会話レベルの向上という視点から見ても、先ほどの式の通り必須の要素であるため、学んでおいて損はない。

シャドーイング

シャドーイングについて

シャドーイングが学習方法の要となる。この方法で語彙を伸ばすために必要な適切な教材を使えば、まんべんなく全てがカバーできるためだ。作文をしたり、ただ聞くだけだったり、単語帳をひたすら回したり、多くの学習方法を試したが、この方法の定着率が最も高かった。

一石五鳥。これはシャドーイングの学習を推奨している速読速聴の帯に書かれている広告の抜粋であるが、誇張ではなくそのとおりであると思う。

具体的なシャドーイングの方法は、速読速聴Coreの序盤あたりに載っている(と記憶しているが本は処分してしまったので確証はない)。Amazon中身チラ見せで拾えるかと思ったが見つからなかった。残念だ。ただこの本自体はおそらくどの本屋でも売っているので、立ち読みでもわかる。内容が良さそうなら買ってもいいだろう。

要と言いながら詳細をここに記せないことに関して物足りないと思われるかもしれないが、あくまで本稿は全体の学習方法のアウトラインということで容赦してもらえると幸いだ。

脳内シャドーイング

シャドーイングは声をだすことになるので、電車やバスなど他者に迷惑をかけうる場合にはできないのではないか。その通りだ。人前でシャドーイングをしていると頭がおかしい人だと思われる。(余談ではあるが、私が駅の構内でハンズフリーのイヤホンで英語で話していた時には、すれ違う人の殆どから怪しい目で見られた。首都圏ではそういう光景は珍しくなく、それほどでもないかもしれない。)

そんな時に役立つのが脳内シャドーイングだ。声には出さずに、脳内で繰り返す。そして帰宅後に復習も兼ねて声を出してシャドーイングする。

実際に声をだすほうが発音の練習にもなり効果は高いが、やむを得ない場合は脳内シャドーイングで代用しよう。

実践英会話

実際に誰かと話すことは以下の3つの点で有用である。

  1. 度胸がつく
  2. 即答を強要される
  3. 現状を把握できる

誰だって最初は緊張するものだ。だが、経験を積んで慣れてくれば緊張感は徐々に薄れるものである。次に、人が相手であれば何らかの返答は求められる。ある程度のプレッシャーは良い刺激になる。そして、その会話を通して自分がどの程度の能力を持っているかを確認できる。

頻繁に会話をこなす必要性は全く感じないが節目で機会があれば、導入するのは効果があるかもしれない。私自身はある程度基礎ができあがってから会話に進んだので、序盤は不要かもしれない。

忘却曲線

これは、英語に限った話ではない。記憶を定着させるために必要な期間をおいて復習することをただ推奨しているだけだ。

自分の場合は、学習した日の夜、翌日、3日後、1週間後、3週間後という形で復習をしていた。このサイクルはいろいろ試した結果落ち着いたもので、スパンについては個人差があるのではないかと思う。

参考:エビングハウスの忘却曲線 - フリー・ジュニアアカデミー へようこそ

1、覚えた直後に、復習する。(数分間でもOK)
2、1日後に、再度復習する。
3、1週間後に復習する。
4、2週間後に復習する。
5、1ヵ月後に復習する。
(多くの人は、覚えた直後の復習をしていない)

教材と道具

レベル別/種類別推奨教材一覧

語彙+リスニング+発音

発音特化

会話(TOIECで860点取れてからで十分、未満では消化不良)

教材選定の理由

全てCD付きの教材を選定している。シャドーイングをするためには、音声データが必須であるためだ。上記の教材は私が過去に使ったものであり、かつ、有用であったものだ。TOEIC試験の指標としてもある程度機能すると考えている。

ただ、語彙を増やすためにはより多くの文章をシャドーイングしたほうが良いだろう。ここに載せたのはあくまで一例だ。以下の条件を満たしているような教材であれば、敢えてこれらに固執する必要もないので、独自に選定をしてもいい。

  1. CD付き
  2. ナチュラルスピードで音読している
  3. 日本語が(ほぼ)入っていないもの

学習に必要な道具

  • シャドーイング用のMP3プレーヤー
  • カナル型イヤホン
    • なんでもいいからカナル型が良い。電車で捗る。
  • 普通のイヤホン
    • 散歩しながら捗る。カナル型は遮音性が高すぎて危険。田舎なら散歩しながらシャドーイングで脳血流量促進によって効果絶大。

モチベーションの維持と自己管理

モチベーションの源泉

4,000時間の勉強をするためには、強力な意欲づけが必要になる。就職活動のため、出世のため、仕事のため、海外旅行のため、洋画のためなど各々理由は様々だろう。だが、果たしてそれが本当に必要なものか一度自問自答したほうがいいかもしれない。絶対的な必要性を感じなければモチベーションは続かず、どこかで挫折するはめになる。

私がそもそも英語を始めたのは、今は懐かしあの学食カレーライス事件からだ。大学1年の夏に友人と、しかもできの悪い友人と学食1食を賭けてTOEIC点数勝負をした。私が500点くらいで彼は570点を超えており、私が敗北しカレーライスをおごるはめになった。あの時の屈辱といったらなかった。どうしてこんなやつに負けて、更に奢らなければならないのか。私は自分の愚かさを悔い、そして復讐を誓った。そう、それが全ての始まりだった。

馬鹿馬鹿しい話かもしれないが、怒りというのは強力なモチベーションの源泉となりうる。その後結局TOEICで復讐を果たした。その後も質の低い大学の授業に嫌気が差し、代替案としてTOEICハイスコアで単位免除というのを見つけ、授業を受けずに大学を卒業するために英語の勉強をした。これも馬鹿馬鹿しいモチベーションの源泉ではあったが、とても強い学習への推進力となったことだけは間違いない。

もしそれぐらい熱い思いを持てないようなら(理由はともあれ)、長期間に渡る学習は成功し得ない。中途半端な気持ちではないか、本当に自分にとって価値が有るものなのか。一度考えてみてほしい。

最終目標の明確化

さて、馬鹿馬鹿しい理由での勉強ではあるが、当初から目標は明確に絞っていた。カレーライス事件のTOEIC860点(未達)でぶっちりで復讐、大学英語の授業免除のための860点リベンジ、就活でインパクトを出すためのTOEIC900点チャレンジ、仕事に活かすための会話力の向上とそれぞれのフェーズで目標を持っていた。こと会話に関しては、数値化が難しいので具体的な数値目標はないが、この頃には学習のサイクルが出来上がっており、特にモチベーションを意識することも必要もなかった。

  • いつまでに
  • どの程度
  • どのように(これは上述したシャドーイングでOK)

まずはこれを決めたい。目標は少し高いくらいがいい。TOEICでも英検でも何でもいい。それ自体に資格としての価値はほとんどなくなってきていると思うが、マイルストーンとして活用できることは間違いないので積極的に活用するのをおすすめする。

中間目標の明確化

その最終目標に到達するための道筋を更に分割したものが中間目標だ。より具体的に、どのテキストをいつまでに何回復習するのか、模試で何点を取るのかなど自分でスケジュールを組む。自分の場合は、ひと月ごとに進捗目標を定めて、そこまで到達しているかを月末に洗い出す作業をしていた。

そこで、遅れていればどのようにして取り戻すか考え、進んでいれば他に何かできないかを検討する。そんな作業を回していると、ひとりでに最終目標に対して近づいていく。自分が学習していた時は、どの教材が使えて、どの教材が使えないのか、あるいはどんな方法が良くて悪いのか手探り状態だったので、自己フィードバックはかなり役に立った。、

現状の確認

現状の確認を行うことも重要だ。中間目標を超えたかどうかといった大きな意味での確認だけでなく、細かい自分の能力についても把握している方がいい。

例えば、ある例文を聞いた時に理解ができないことがあったとしよう。まずは、どうしてそれを理解できなかったかを明確にしたい。何度聞いても理解できないのか?それとも英文を文字で見れば理解できるのか?はたまた読んでも理解できないのか?それぞれの状況でどの能力が自分に欠けているのか、そして改善しなければならないのかを明確にする。英文を見てわかるのであれば、音を聞く能力ないしは理解速度に問題があるのかもしれない。読んでもわからないのであれば、語彙が足りないのかあるいは文法が理解できていないからであろう。

一度一度、躓いた時にはその理由を明確にして潰しこむ作業をすれば徐々にできる範囲が増えてくる。特に、理解速度や作文速度は回数をこなさないと身につかない。

よく英語を英語で理解するといった正しそうで正しいのかわからないことを言う人達がいる。これに似ているのかわからないが、私自身は「もの(概念)」と英単語の結びつきを強くする必要があると思っている。私達の母国語は日本語なので、何かの状況を表すときやものを見た時に自然に浮かんでくるのは日本語の単語だ。その状況や光景を英語にしようとした時にどれだけすぐにその言葉が頭に浮かぶか、それがものと単語の結びつきであり、その線を太くするために反復学習が必要になるような気がする。

確かに、英語の文章を見たり聞いたりした時に、日本語を介さずに理解するようになってきた。だが、それは英語で理解しようと努めて得られた結果ではなく、ものや意味自体と英語の結びつきが英語と日本語の結びつきを上回っているからだと感じる。自然に英文を読んでも聞いても意味として理解することができるようになるためには、その結びつきの強さを強めることが必要であり、その実現に反復が必要ではないだろうか。

また、余談になるが海外生活が長い日本人と話すと、ルー大柴と話しているのかと錯覚するほどに英単語が会話に混じってくる。彼のネタのように、誰でも知っている英単語ではなく仕事で使いそうな言葉そのものが日本語の会話の中に突如として現れていた。1つの例を示す。「この報告書はconvincingではないので、modifyをしてもう一度internalでapprovalが必要ですね」。これはもう、その概念と日本語の単語よりも既に英語の単語のほうが強い結びつきを持っており、ほぼ駆逐してしまっているような状況かと思う。これは極端な例だが、使用頻度がその結びつきを決める要素であることには間違いなさそうだ。

個人的には英語で考えるとか余計なことを考えずに、反復学習をしたほうがよっぽどいいと思うが、それはおまかせする。

まとめ

学習方法のおさらい

以上が、私の学習方法をまとめたものだ。余計な話が入り必要以上に長文になってしまったかもしれないが、簡略版を別途設けているので、こちらはできるだけ多くを詰め込もうたした意図がある。

まず目標が何か、はたしてあるのかを確認して、その目標への具体的な案を練り、フィードバックを自分にかけながら学習を進めれば必ずビジネスレベルくらいであれば到達する。教材や手法は既に示したとおりだ。

一個人の経験を元に本記事をまとめたため、かなり個人の主観が入っており、トンデモ理論担っている部分もあるかと思う。ただ、ここに書いているのは全て事実と私が信じるものである。そして、この方法をまるごとコピーし、あるいは参考にして英語学習を成功させる人たちが現れることを願っている。

2016/08/12